釣心あれば魚心

前回までのあらすじ

かつての戦友S氏と再会を果たしたyazhi。

しかし旧交を懐かしむ間も無く凄惨な戦いが幕を開ける。

非情に徹するyazhi。

屍を晒すのは、S氏かyazhiか。勝負の行方は果たして。

それぞれのパートナー（路亜無限）を手にし、キャストを開始する。

S氏とは釣力は拮抗している（と思い込んでいるyazhi）。こういった短期決戦ではちょっとしたメンタル面の違いで勝負が決まることも多々ある。

そこで立てた作戦はこうだ。まず、あたってもいないのに、あたったフリをしS氏を焦らせる。平常心を失わせ勝負を有利に進めるというわけだ。私の選んだ路亜に早々にヒットがあったと分かれば、自ら選んだ路亜に対して、疑念と後悔を抱かせるだろう。自らの武器を信頼できなくなったとき。それは敗北を意味するのだ。セコイ？あのTシャツを着るくらいならば、悪魔に魂を差し出してもかまわないサ。ふふふ。

yazhi：「お、来た！くー、のらなかったッス！」←（うそ）
S氏：「え、ええっ！？」

ふふふ、よしよし、どうやら私の策に乗ってくれたようだ。私の方が気になって仕方が無い様子。今のうちに釣り逃げてやるぞー！

私のルアー「美姫」はスローシンキング。先ほど泳ぎを確かめる為、足元でルアーを泳がせた時、沈んでいく途中でレインボーが飛び出して来た。突然のことだったのでフッキングには至らなかったが、これでこのルアーの使い方は決定した。

キャスト→フリーフォール。バイトがなければ水面近くまで巻き上げて、またフリーフォール。これの繰り返しだ。ラインであたりを取らなければいけないので、今日のペナペナなロッドではフッキング率は悪くなるかもしれないが、ダメダメな横方向のアクションより確率的にはいいだろう。

そして狙い通りフォール中にアタリが。奇声を上げフッキングするｙａｚｈｉ。乗った！

狼狽するＳ氏。

もらった！


Ｓ氏よ。恥ずかしＴシャツを着用し、恥辱にまみれるがいい！その羞恥に歪んだ表情を私に見せるがいい！そしてその姿を我がブログ上で晒し、ネタとなるのだ！（はぁはぁ）











あ、バレた。


く、くそう！まあいい。相手には更なる動揺を与えたはずだ。そう思いＳ氏をみると。今の私のバラしで逆に闘志に火がついたようで、眼光は鋭くなり、集中力を高めてしまっている。その直後

Ｓ氏：「うっし！」

Ｓ氏の爆跳丸にバイトが、、、、、。

勝負あり！

恥辱にまみれ、羞恥で顔を歪ます敗者の姿をご覧ください

あ、これはこれで、ちょっとドキドキしちゃうかも、、、

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